アンドロゲン補充療法とは

男性ホルモンの低下が原因で勃起障害が起こった場合、
男性ホルモンのアンドロゲンを投与する治療法。
男性ホルモン補充療法とも呼ぶ。

 

LOH症候群・加齢男性性腺機能低下症候群の治療法として一定の効果が確認されている。

 

男性ホルモンのテストステロンの血中濃度は20代をピークに徐々に減少するが、
この減少したテストステロンを投与することで補充する治療法。
一般には注射によって投与する。

 

 

男性ホルモン(アンドロゲン)は、コレステロールからつくられるステロイドホルモンで、
数種類のホルモンがある。
男性ホルモンは、男性の場合、95%が睾丸(精巣)で、5%が副腎で合成・分泌される。

 

女性の場合は、卵巣と副腎でテストステロンを合成・分泌。
女性の男性ホルモン量は血中テストステロンで比べると、男性の5~10%。

 

 

 

男性ホルモンの種類

男性ホルモン(アンドロゲン)は総称として使われる言葉でいくつかの種類がある。

 

● テストステロン( Testosterone)
精巣にある男性ホルモンの約90%はテストステロン。
男性ホルモンの中では最も生理活性が強いといわれ、男性ホルモンの主な作用はこのホルモン。
主な作用・働きは、体毛増加、筋肉増大、生殖器増大、精子形成、性欲増大。

 

● ジヒドロテストステロン(Dihydrotestosterone;DHT)
頭髪では、毛乳頭にある5αリダクターゼにより生産され脱毛・薄毛の原因となる。
主な作用・働きは、体毛・ヒゲの増加、薄毛の進行、性欲減少(前立腺の肥大)。

 

● デヒドロエピアンドロステロン(Dehydroepiandrosterone;DHEA)
前立腺細胞内で40%を占めている。
サプリメントや経口投与などによる「若返りホルモン」として注目されている。

 

● アンドロステロン(Androsterone)
男性の場合、副腎や睾丸から分泌されたアンドロゲンから合成されす。
小児や女性ではすべて副腎由来のアンドロゲンで合成される。
主な作用・働きは、女性の多毛症、にきび、無月経、多嚢胞性卵巣などに関連。

 

● アンドロステンジオン(Androstenedione)
副腎、睾丸、卵巣で合成・分泌され、卵巣ではエストロゲンに、睾丸ではテストステロンになる。